製缶工事と板金工事の違い|発注先を間違えないための基礎知識
製造業や建設業において、金属加工の依頼先を選定する際、製缶工事と板金工事の違いを正確に理解していないと、適切な発注先を選べず、納期遅延やコスト超過のリスクが生じます。
愛知県岡崎市を拠点とする有限会社OMOTOが、製缶工事と板金工事の明確な違いと、正しい発注先の選び方について詳しく解説します。
📋 目次・メニュー
製缶工事とは何か

■ 製缶工事の定義と目的
製缶工事とは、鉄やステンレスなどの金属板を切断・曲げ・溶接して、立体的な金属製品を作り上げる加工のことです。主に工場やプラントで使用される、気体や液体を貯蔵するタンクや水槽を製造します。その他、工場のダクトやフレーム、安全柵、足場、設備機器の部品などを作ることもあります。
製缶工事では、耐久性と強度が求められる大型構造物を扱います。そのため、溶接加工が重要な工程として位置づけられており、高度な技術力が必要とされます。愛知県岡崎市の有限会社OMOTOでは、1970年創業以来、東海3県を中心に製缶工事を専門に手がけてきました。
■ 使用する金属板の厚さ基準
製缶工事で使用する金属板の厚さは、一般的に7mm以上が基準となります。明確な業界基準があるわけではありませんが、板厚7mm以上の金属板を加工する場合は製缶工事、7mm以下の場合は板金工事と区別されることが一般的です。
製缶工事の板厚基準
• 製缶工事:板厚7mm以上
• 板金工事:板厚7mm以下
• 製缶工事は厚板金属を扱うため、溶接技術が特に重要
• 大型で耐久性が求められる製品に使用
板金工事とは何か
■ 板金工事の定義と目的
板金工事とは、鉄やステンレスといった金属板を切断・曲げ・溶接して、目的の形状に作り上げる加工のことです。主な製品としては、業務用厨房品・鉄道車両部品・自動車部品・建築板金・工場板金などが挙げられます。
板金工事では、薄い金属板を使用して精密な切断や曲げを行い、家電や自動車など普段の生活に関わりの深い製品を作ります。製缶工事と比較して、より薄い金属板を扱い、精密な寸法精度が求められる点が特徴です。
■ 使用する金属板の厚さ基準
板金工事で使用する金属板の厚さは、一般的に1mmから7mm程度の比較的薄い金属板が中心です。この薄い金属板を使って、車や家庭用品といった身近なものを作ります。
板金工事では、機械による加工が主となり、曲げ加工や打ち抜き加工などの精密な加工技術が重視されます。製缶工事のような溶接技術よりも、機械加工の精度が品質を左右します。
製缶工事と板金工事の決定的な違い
■ 板厚の違い(7mmが基準)
製缶工事と板金工事の最も決定的な違いは、使用する金属板の厚さです。一般的に板厚7mmが境界線となり、それ以上の厚板を扱うのが製缶工事、それ以下の薄板を扱うのが板金工事と区別されます。
この板厚の違いは、加工方法や必要な設備、技術にも大きく影響します。製缶工事では厚い金属板を扱うため、高出力の切断機や大型のプレス機、そして何よりも高度な溶接技術が必要です。一方、板金工事では精密な切断や曲げ加工を行うための機械設備と、寸法精度を維持する技術が重視されます。
■ 製造する製品の違い
製缶工事と板金工事では、製造する製品の種類も大きく異なります。製缶工事では、タンク・水槽・ダクト金物・鉄骨・機械部品といった、工場やプラントで使用される大型で専門性の高い製品を製造します。これらの製品は、耐久性と強度が求められ、気体や液体を密閉して貯蔵する用途にも使用されます。
製缶工事の主な製品
対象製品タンク・水槽・集塵機・炉・塗装ブース・ダクト金物・鉄骨・機械架台など、大型で耐久性が求められる構造物。
板金工事の主な製品
対象製品自動車部品・家電筐体・精密機器ケース・厨房機器・鉄道車両部品など、精密で身近な製品。
一方、板金工事では、自動車部品・家電製品・建築板金・厨房機器など、私たちの身の回りにある製品を製造します。これらは比較的小型で、精密な寸法精度が求められる製品が中心です。
■ 溶接技術の重要度
製缶工事と板金工事では、溶接技術の重要度が大きく異なります。製缶工事では、厚い金属板同士を強固に接合する必要があり、溶接技術が品質を左右する最も重要な工程となります。タンクや水槽を製作する場合、気体や液体が漏れ出ないように完全に密閉する必要があるため、高度な溶接技術が求められます。
有限会社OMOTOでは、愛知県知事許可第064078号(管工事業・鋼構造物工事業)を取得しており、熟練の溶接技術者が高品質な製缶工事を提供しています。一方、板金工事では溶接も行いますが、機械による切断・曲げ加工の精度がより重視されます。
製缶工事の主な対象製品
■ タンク・水槽類
製缶工事の代表的な製品がタンクと水槽です。これらは気体や液体を貯蔵する容器として、工場やプラントで広く使用されています。有限会社OMOTOでは、丸タンクで直径2,000mm×高さ2,500mm、角タンクで幅2,500mm×高さ700mm×長さ6,000mmまでの大型タンク製作実績があり、丸タンク・角タンク・集塵機など、多様な製缶製品に対応しています。
タンク製作では、溶接部分からの液漏れを完全に防ぐ技術が必要です。溶接部分の切断箇所の工夫や、液漏れを防ぐ対応など、些細なことにも丁寧に対応し、設計通りの高品質な製品を提供します。
■ ダクト金物・鉄骨類
製缶工事では、ダクト金物や鉄骨などの構造物も製造します。これらは建物や工場の構造を支える重要な部材であり、高い強度と耐久性が求められます。有限会社OMOTOは、製缶工事とダクト工事の両方を手がける専門業者として、ダクト製作から設置まで一貫して対応できます。
有限会社OMOTOの対応製品
• タンク(丸タンク・角タンク)
• 集塵機・大型集塵機
• ホッパ・ドラム
• 炉・ブース
• ダクト金物
• 機器架台
板金工事の主な対象製品
■ 家庭用品・自動車部品
板金工事では、私たちの日常生活に密接に関わる製品を製造します。自動車のボディパネルやドア、家電製品の外装ケース、厨房機器などが代表的な例です。これらの製品は、薄い金属板を使用して精密に加工され、美しい外観と機能性を両立させています。
板金工事では、曲げ加工の精度や表面処理の美しさが重視されます。製缶工事のような大型製品ではなく、比較的小型で量産される製品が中心となります。
■ 精密機器筐体
電子機器や測定機器の筐体も板金工事の対象です。これらは電磁シールドや放熱性能など、特殊な機能を持たせる必要があり、精密な加工技術が求められます。板金工事では、こうした高付加価値製品の製造にも対応します。
発注先を間違えないためのポイント
製缶工事と板金工事の発注先を間違えないためには、まず自社が必要とする製品が、どちらに該当するかを正確に判断することが重要です。板厚7mm以上の金属板を使用し、大型で耐久性が求められる製品であれば製缶工事業者に、板厚7mm以下の金属板を使用し、精密な加工が求められる製品であれば板金工事業者に依頼するべきです。
また、発注先を選定する際には、過去の施工実績を確認することも重要です。有限会社OMOTOは、1970年創業以来、東海3県を中心に製缶工事とダクト工事を専門に手がけており、豊富な施工実績があります。
発注先を選ぶ際には、溶接に関する資格保有者が在籍しているか、自社工場での製作と現場での施工の両方に対応できるか、設計から施工・メンテナンスまで一貫して対応できるか、といった点もポイントになります。有限会社OMOTOでは、仕入れから設計・製作・アフターサービス・メンテナンスまで一貫して対応し、施工場所も自社工場とお客様先のどちらでも承っています。
製缶工事と板金工事の違いを正確に理解し、適切な発注先を選ぶことで、納期遅延やコスト超過のリスクを回避できます。
愛知県岡崎市の有限会社OMOTOは、東海3県を中心に全国対応可能な体制を整えています。製缶工事やダクト工事をご検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。
有限会社OMOTO
〒444-3434 愛知県岡崎市井沢町字上谷戸22番地
TEL:0564-85-7027 FAX:0564-85-7037
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