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ダクト設備のメンテナンス重要性と管理のポイント

なぜダクトメンテナンスが重要なのか

ダクト設備は建物の「呼吸器」とも言える重要な設備です。適切なメンテナンスを怠ると、室内環境の悪化、エネルギー効率の低下、さらには健康被害のリスクも発生します。

メンテナンス不足が引き起こす問題

室内環境の悪化 ダクト内部に蓄積した汚れやカビにより、室内に不快な臭いが発生します。また、汚染された空気が循環することで、室内空気質が著しく低下します。

エネルギー効率の低下 ダクト内部の汚れや障害物により風量が低下し、設計通りの性能が発揮できなくなります。結果として空調機の運転時間が増加し、電気代が高騰します。

設備の故障リスク メンテナンス不足により、ダクトの腐食や破損が進行し、大規模な修理や交換が必要となる場合があります。

定期点検の重要性

外観点検 ダクト外部の損傷、腐食、断熱材の劣化状況を目視で確認します。異常を早期発見することで、大きな問題への発展を防げます。

内部点検 ダクト内部の汚れ、異物の蓄積、カビの発生状況を確認します。点検口を設置していない場合は、新たに設置することも検討が必要です。

性能測定 風量測定や圧力測定により、設計性能が維持されているかを確認します。性能低下が確認された場合は、原因究明と対策を行います。

清掃作業の実施

清掃頻度の設定 建物用途や使用環境に応じて適切な清掃頻度を設定します。一般的には年1回程度ですが、工場や厨房では より頻繁な清掃が必要です。

清掃方法の選択 ダクトの材質や汚れの種類に応じて適切な清掃方法を選択します。機械的清掃、化学的清掃、それぞれにメリット・デメリットがあります。

清掃後の確認 清掃後は必ず清掃効果を確認し、必要に応じて追加清掃を実施します。また、清掃により発生した廃棄物は適切に処理します。

予防保全の実施

フィルターの交換 給気ダクトに設置されたフィルターは定期的に交換します。フィルターの目詰まりは風量低下の主要原因となります。

駆動部の点検 ダンパーや制御機器の動作確認を行い、必要に応じて調整や部品交換を実施します。

配管の補修 小さな損傷や接続部の緩みを発見した場合は、早期に補修を行います。放置すると大きな問題に発展する可能性があります。

記録管理の重要性

点検記録の保管 点検結果は記録として保管し、設備の状態変化を把握できるようにします。法的な報告義務がある場合は、適切に記録を整備します。

メンテナンス履歴の管理 過去のメンテナンス履歴を管理することで、設備の劣化傾向を把握し、計画的な更新を行うことができます。

専門業者との連携

定期契約の検討 メンテナンスの専門業者と定期契約を結ぶことで、継続的かつ計画的なメンテナンスが可能になります。

緊急時の対応体制 故障や異常発生時の緊急対応体制を整備し、迅速な復旧を図ります。

メンテナンスの経済効果

適切なメンテナンスは初期投資を要しますが、長期的には以下の経済効果が期待できます。

  • エネルギーコストの削減
  • 設備寿命の延長
  • 大規模修理の回避
  • 室内環境の改善による生産性向上

大本工業のメンテナンスサービス

有限会社大本工業では、お客様の設備に応じたメンテナンスプランをご提案しています。定期点検から緊急対応まで、トータルでサポートいたします。

適切なメンテナンスにより、ダクト設備の性能を長期間維持し、快適で健康的な室内環境を実現しましょう。

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