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コーナーボルト工法とは?ダクトのアングルフランジ工法との違いを解説

こんにちは!愛知県岡崎市を拠点に、ダクト工事やダクト製作、製缶工事などを手掛けている有限会社OMOTOです。
建物の空調や換気などに欠かせないダクトは、使用する場所や目的に応じて工法や材質を選択しながら製作されています。
厨房用ダクトや産業用ダクトなど、さまざまな種類があるため、「ダクトはどのような方法でつくられているの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ダクトの接続方法として広く使われている「コーナーボルト工法」とアングルフランジ工法の違いを中心に、ダクト製作に用いられる材質や、角ダクトを例にした製造工程についてご紹介します。

ダクトの工法とは


ダクトの接続方法には複数の種類があり、代表的なものとしてアングルフランジ工法や共板フランジ工法などが挙げられます。
アングルフランジ工法は、ダクトの接続部分にアングル材を使用してフランジを形成する方法です。
比較的重量のある構造となりますが、強度を確保しやすいことから、用途や仕様に応じて採用されています。
一方、共板フランジ工法は、ダクト本体の板を折り曲げてフランジを形成し、コーナー部などを金具やボルトで接続する工法です。
ダクトの製作や施工を効率的に進めやすいことから、さまざまな現場で使用されています。
また、ダクトの用途や必要な性能によって、適した接続方法を選択することが大切です。

コーナーボルト工法とは

コーナーボルト工法とは、角ダクトの四隅に取り付けた「コーナーピース(コーナー金具)」同士をボルト・ナットで締結し、ダクトどうしを接続する工法の総称です。
ボルトで締めるのは四隅のみで、四隅以外の辺の部分は、フランジ押さえ金具(クリップ)などで挟み込んで固定します。
上でご紹介した共板フランジ工法は、このコーナーボルト工法の代表的なものです。現場では「TFD工法」などの呼び名で呼ばれることもあります。

コーナーボルト工法には、フランジの作り方によって次の2種類があります。

共板フランジ工法

ダクト本体の鋼板の端部を折り曲げ、そのままフランジとして使う工法です。フランジ用の別部材が不要なため、軽量で、工場での成形作業を効率よく進められる点が特徴です。

スライドオンフランジ工法

あらかじめ別に成形したフランジ材を、ダクト本体の端部に差し込んで(はめ込んで)取り付ける工法です。接続方法は共板フランジ工法と同様に、四隅をボルトで、辺の部分を押さえ金具で固定します。
フランジ部分が別部材になる分、共板フランジ工法よりも部材点数は増えますが、フランジ部の剛性を確保しやすいとされています。

アングルフランジ工法とコーナーボルト工法の違い

アングルフランジ工法とコーナーボルト工法(共板フランジ工法・スライドオンフランジ工法)の主な違いを一覧にまとめました。

項目 アングルフランジ工法 共板フランジ工法
(コーナーボルト工法)
スライドオンフランジ工法
(コーナーボルト工法)
フランジの作り方 山形鋼(アングル材)でフランジを作り、ダクト端部に取り付ける ダクト本体の端部を折り曲げてフランジにする 別に成形したフランジ材を端部に差し込む
接続方法 フランジの全周をボルトで締結 四隅をボルト、辺は押さえ金具で固定 四隅をボルト、辺は押さえ金具で固定
重量 重い 軽い 共板フランジ工法よりやや重い
強度・剛性 確保しやすい 標準的 共板フランジ工法より確保しやすい
部材点数・手間 多い(アングル材の加工・取付が必要) 少ない 中間
主な用途の目安 大型のダクト、強度や気密性が求められる排煙ダクトなど 一般的な空調・換気ダクト 共板フランジ工法では剛性が不足しやすいサイズのダクトなど

※上記は一般的な傾向です。実際にどの工法を採用するかは、ダクトのサイズ・用途・設計図書の仕様によって決まります。

工法はどう選ぶ?選定の考え方

工法の選定では、主に次の点を確認します。

  • ダクトのサイズ:断面が大きくなるほど接続部に強度が求められるため、アングルフランジ工法が選ばれやすくなります。
  • 用途・求められる性能:排煙ダクトなど強度や気密性を重視する系統では、アングルフランジ工法が採用されることがあります。
  • 設計図書・仕様書の指定:公共工事などでは、設計図書の中でダクトの長辺寸法ごとに工法が指定されている場合があります。たとえば「長辺1,500mmを超えるものはアングルフランジ工法とする」と定めている例もあります。
  • 施工条件:搬入経路や吊り込み作業の条件によっては、軽量なコーナーボルト工法が施工しやすい場合があります。

このように、工法には一長一短があるため、「どれが優れているか」ではなく「その現場に合っているか」で選ぶことが大切です。

用途に合わせて選ばれるさまざまな材質

ダクトに使用される材料には、亜鉛鉄板やステンレス鋼板、ガルバリウム鋼板など、さまざまな種類があります。
さらに、塩ビ被覆鋼板のように、金属の表面を別の材料で覆ったものも使用されています。
材質によって耐食性や耐久性などの特性が異なるため、ダクトを製作する際には、設置する環境や用途を考慮して材料を選ぶことが重要です。
例えば、湿気や腐食への対策が必要な場所では、使用環境に適した材料を検討する必要があります。
有限会社OMOTOでは、ダクトのサイズや用途などを確認したうえで、お客様のご要望に合わせたダクト製作・施工に対応しております。
建物や設備の条件に適した材質を検討し、目的に合わせたダクトをご提案いたします。

ダクトの製造工程について

ここでは、角ダクトを例に、一般的な製造工程をご紹介します。
まずは、使用する鋼板などの材料を必要な寸法に切断します。
材料の切断には、設備や製作するダクトの仕様に応じて、プラズマ切断機などの加工機械が使用されることがあります。
次に、ダクトの強度を確保するため、必要に応じてリブ加工を施します。
リブ加工では、鋼板の表面に凹凸を設けることで、板の剛性を高めます。
その後、鋼板を所定の形状に折り曲げ、接合部分にはフランジなどの加工を行います。
各部材の加工が完了したら、必要な箇所を接合し、ダクトの形状に組み立てていきます。
このように、切断・成形・接合など複数の工程を経て、現場で使用するダクトが完成します。

有限会社OMOTOへご相談ください!


有限会社OMOTOでは、ダクト製作やダクト工事、製缶工事などに関するご相談を承っております。
ダクト工事では、用途や設置場所などを確認し、製作から設置まで対応いたします。
また、施工後の保守についてもご相談いただけますので、ダクト設備に関するお悩みがございましたらお気軽にお問い合わせください。
ダクトの新設や交換、製作などをご検討中の方は、ぜひご相談ください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

ダクトの工法選定からご相談いただけます

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